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最近、プラスチック成形を行う工場でのクリーン化が盛んに言われています。直接的にはプラスチック成形の歩留まりにクリーン度は必要ないようなのですが、半導体関係をはじめ、食品、製薬など、より高い清浄度が必要なエンドユーザーからの要求が高まっていることが大きな要因になっているようです。 【成形工場でのクリーン化の問題点】 まず、プラスチック成形工場をクリーン化する場合、どこをどのようにクリーン化するのかという問題があります。例えば、成形機自体を囲ってクリーン化する場合には金型の交換や取り出しロボットの稼動範囲から、容積的に大変大きなクリーンブースもしくはクリーンルームが必要になり、非常に高いコストがかかってしまいます。金型交換のクレーンをどう走らせるかという問題もあります。 次に、装置からの発熱がそこそこあるために、作業員の暑さ対策も考慮しなくてはなりません。原則、空調のないクリーンブースでは問題です。 |
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【空調付きパネルクリーンブース(エアシャワー付き)】 写真のクリーンブースは成形機のコンベアから製品を受け取る開口付きのクリーンブースです。天井にダクト接続タイプのエアコンを設置し、一般空調されたエアをHEPAフィルターユニットを通してブース内に供給します。ワークの搬出用の2重扉と作業員用のエアシャワーを備えています。 周囲はアルミサンドイッチパネルで囲い、通常のクリーンブースと違い床面までパネルをおろしています。これは歩行虫対策をかねてのことです。床面は導電性エポキシ塗装で仕上げました。 |
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【このクリーンブースの特長】 この方式は成形機自体は別途建築工事でホコリが入らない程度に囲う一方、製品検査、梱包工程を重視してクラス1万のクリーンブースを設置する方式です。ここではクリーンブースのみをご紹介します。 成形機から取り出されたワークはコンベアによってクリーンブースの開口部からクリーンブース内部へ送られます。この開口部は陽圧を逃がす働きも兼ねているので、常に内部から風が吹く仕組みになっています。写真@のようにちどりに切込みを入れた2重のすだれをつけました。 パネルには写真Aのように窓を設けて、通路から内部を見学することができます。 パネルはアルミサンドイッチパネルで断熱効果はありませんが、一般空調レベルの温度調整は可能です。 写真Bは前室からクリーンブース内を見た写真です。パレットでの搬出に便利な両開き扉を備えていますが、これは2重扉になっていて、間の部屋は前室として作業員の更衣などを行います。陽圧を管理するため同時には開けないように管理します。 写真の扉のとなりにはエアシャワーが設置してあり、作業員はこちらから入退室します。 目的によってさまざまな形態のクリーン化が考えられる成形工場ですが、このような空調付きクリーンブース方式により、外見的にはクリーンルームのような見栄えのよさと成形工場で必要とされる機能を備えつつ、クリーンルームよりもかなりの低予算でクリーンエリアを設置することが可能になります。 |
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