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ポラリオンライト用 UVフィルター

「繊維くず」を浮かび上がらせる
ポラリオンライト用のUVフィルター

UVフィルター装着時
UVフィルター装着時

ポラリオンライト
ポラリオンライトを使用するとクリーンルーム内に意外と多い「繊維くず」「糸ゴミ」を発見することが可能です。パーティクルカウンターで測定すると清浄度は規定値以下なのに目に見えるようなゴミ不良が多い、というような場合には、ポラリオンライトでその原因・正体を見つけることができます。このたび、さらに強化するツールとしてポラリオンライトNP-1用UVフィルターを発売しました。
※UVフィルターはポラリオンライトの発する可視光の領域をカットし、紫外光のみを通すフィルターです。
本体に装着して使用します。言い換えると、UVフィルターを装着すると、ブラックライトになるのです。
※暗視野で蛍光作用のある物質を見ることができます。
※紫外線感光剤のある室内での使用にはご注意ください。
UVライトなら、小型タイプもあります!!
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作業員の行くところ(行かないところも?)繊維くずあり。

作業員由来のゴミ不良原因の多数を占めるのが、繊維くずです。繊維くず対策が容易でないのには以下のような理由があります。
  1. 軽く飛びやすい・・・もっとも空気抵抗を受けにくく落下しやすい形状は球体ですが、逆に繊維くずは軽く形状も様々で中には飛ぶのに適しているものも多く存在しているようです。ですから繊維くずは長時間気中を漂い続けます。そして、ゆっくり時間をかけて、やがて、ワークの上などに落下して付着するのです。
  2. 気流に乗りやすい・・・クリーンルーム内には制御された空気の流れ以外にも様々な気流が発生します。例えば、人が動くと進行方向の空気は押しのけられ、後方には空気の渦ができます。そういう空気の流れは普段我々は気がつきませんが、繊維くずは非常に軽量なため、気流に乗り拡散を続けるのです。また、作業員は繊維くずの発生源にもなっているため、作業員が行くところ、あるいは気流方向によっては作業員のいかないところにも繊維くずは広くクリーンルームの中に拡散してしまいます。

繊維くずはクリーンルームウエアから発生しているのではない

クリーンウエアを着用しているのに繊維くずが出ているのだから、「クリーンルームウエア」が原因かな?と思われる方も多いと思います。しかし、たいていの場合、クリーンルームウエアそのものには原因がないようです。クリーンルームウエアの繊維は長繊維で切れ目がないので、クリーンルーム内で見つかる短繊維ではありません。では何が?それは私たちが普段着用している服、あるいは作業場内の一般環境で着用している作業服・制服が原因の多数を占めるようです。これがクリーンルームウエアの表面や内側に付着し、クリーンルーム内で脱落するのです。そのメカニズムを考えてみましょう。
  1. 更衣時に付着・・・クリーンクリーニングされたウエアにはゴミは繊維くずはほとんど付着していません。しかし、着替えただけで多くの繊維くずが付着します。普段が繊維くずだらけなのでごく当然のことです。

  2. 保管時に付着・・・一般環境で保管してる間にも多くの繊維くずが落下しウエアの上に堆積・付着していきます。1週間に一度クリーンクリーニングを行うのであれば、その間は増え続けるわけです。

  3. エアシャワーの効果・・・エアシャワーは100μm程度の繊維くずであれば、正しく浴びれば約70%は除去できます。しかし、10秒以内であったり、無理に多人数で通過するなどすれば、そのまま持ち込まれるケースも多いと思われます。それから、大切なのは除去したゴミの回収です。エアシャワーはゴミを落とす能力には優れますが、回収は苦手です。よって、何も対策をしないとせっかく落としたゴミが床から、いずれクリーンルームに侵入してしまいます。この対策にはアイビーキャッチャーが効果的です。このように繊維くずは私たちが普段着ている服からでてくるのです。その証拠が、「繊維くずはブラックライトで光る」という事実です。では、なぜ光るのか?
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ブラックライトで繊維くずが光るわけ

家庭用洗剤の多くには増白剤という成分が含まれています。これは衣類をより白く見えるためのテクニックともいえるもので、言い換えれば、目に見えない白絵具で衣類を塗っているようなものです。目には見えませんが、紫外線を当てれば、青白く光ります。UVフィルターは可視光をカットし、ポラリオンライトに含まれる紫外光のみを通過させます。この光は可視光ではないので明るいところでは見えませんが、暗所では蛍光作用により(紫外線により青白い光が励起される)繊維くずが白く光って見えるのです。

ワークについた繊維くずをポラリオンライト+UVフィルターで発見

ブラックライトフィルターの有効な使用例を挙げてみます。
  1. クリーンルーム内の短繊維くずを発見する・・・クリーンルームの床や壁、作業台の上、ワークの上などの繊維くずを容易に発見し、一般衣類由来の短繊維くずだと特定できます。

  2. 梱包資材などに付着した短繊維くずを発見する・・・ポラリオンライトを当てると反射光で見えにくい包装されたワークの表面などに付着した短繊維くずを発見できます。応用でエアーガンやそのほかのクリーンナップ作業での除去効果や包装材をはがした後に剥離帯電により付着する短繊維の有無の確認などが可能です。

  3. チューブなどに付着した繊維くずを発見する・・・クリーンルーム内のチューブ配管、または電気配線などにも繊維くずが付着していることはよくあります。しかし、これも形状からポラリオンライトを当てても見えにくい状況でした。UVフィルターで確認が可能です。

  4. パソコンのキーボードについた繊維くずを見る・・・クリーンルーム内の装置を操作するパソコンのキーボード。結構、隙間に繊維くずがたまっています。怖いのは繊維くずのかたまりを手袋につけてしまってワークなどに再付着させることです。これもUVフィルターで確認可能です。

  5. 粘着ローラーで作業台や床の繊維くずを確認・・・粘着ローラーはゴミの除去を目的に使用しますが、確認用としても結構使えます。※この場合は白より青の方がより確認がしやすいです。例えば、床に繊維くずが落ちているのかどうか。床の素材によっては、ゴミが目立たなく加工されているものもあり、狭い範囲でしか確認できないブラックライトをそのまま使用しても確認が難しい場合があります。こんな時は、いったん粘着ローラーで集めてしまえば、確認が容易です。
※いずれも一般環境内でのデモ撮影です。
包装材には静電気で繊維
ゴミが付着しやすく、ポラリ
オンライトでは確認が難しい
チューブは清掃がしにくい
ので多数のホコリが付着し
ていることがあります
キーボードの隙間にも多数
のホコリが!これは再汚染の
原因にもなりかねません。
粘着ローラーで床や作業台、
棚、装置周辺などあらゆる
場所の清掃状態をチェック。

ブラックライトフィルターを購入すれば、すぐに使用可能です。

すでにポラリオンライトNP-1をお持ちの方は専用のUVフィルターをご購入いただければ、お手持ちのグリーンフィルターを外して、UVフィルターを取り付けることができます。
クリーンルームライトについてのよくある質問のページができました。こちらのページをご覧ください。

・購入方法(販売ルート)や納品についてのご質問
・購入時の機種の選び方に関するご質問(オプション類を含む)
・海外での使用に関するご質問
・修理やメンテナンスに関するご質問
・使い方に関するご質問
・「見える化」の原理に関するご質問
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