街路樹のハナミズキがピンク色に染まり、日中は汗ばむくらいの季節となってきました。 コートを着なくてよくなると気分まで軽くなりますね。最寄り駅ではつばめの巣作りが始まっていました。 今年も帰ってきてくれたのかと嬉しくなります。巣から顔を出して賑やかに鳴くひな鳥の姿を見られるのが今から楽しみです。

休業期間： 2022年4月29日（金）～　2022年5月8日（日）

年始のメルマガでもお知らせしておりました通り、この度シーズシーはエコアクション２１の認定企業となりました！！

シーズシーはこれまでもクリーン化の取り組みとしてゴミ不良による廃棄ロスを低減するなど環境に対して貢献して参りましたが、これからは温暖化が進む地球の未来に向けて認証を機により環境負荷に対して積極的に力を入れて取り組む考えです。

このような認証の場合は認証されること自体が目的となり、認証されると目標を達成した満足感でその後の取り組みがおざなりになりがちです。
しかしながらシーズシーでは各社へ、クリーン機器・ルームの提供やアドバイスを通じて生産における環境負荷に貢献する考えです。

例えば「本当にクリーンルームは必要か」から発想します。会社で「クリーン化製品を作ろう」そうなると＝「クリーンルームを作ろう」となりがちです。 仮に一般生産エリアをクリーンルーム化すると

1. 清浄度を維持するために空気を循環する動力（ファンの電力）
2. クリーン服を着用することで設定温度を２℃ほど下げる（空調電力）
3. 定期的なフィルター交換（フィルター廃棄費用）
4. 湿度制御する場合は加湿・除湿による電力費増大（空調電力）

簡単に記してもこれだけの環境負荷があります。
大事なことは製品に塵埃をつけない事で、それを忘れてクリーンルームにすることが目的となった場合、最終的に環境負荷も増大となります。
全体をクリーン化する必要はあるのか？、局所クリーンではできないか？
洗浄（清掃）後からクリーン化では駄目か？、空調制御は何のために必要か？
現状ありきでなく環境第一に考えた時に今何が必要かを改めて考える事が大事です。

下記グラフは神戸市の過去７０年の平均気温の推移です。

確実に温暖化は進んでいます。一人一人或いは各社で出来る環境対策が急務な昨今であり、シーズシーにできる事は「クリーンルームの観点からの環境対策」です。 それが未来に向けて必要不可欠であると考え、社員一同で取り組む所存です。

1. クリーンルーム内でタオルを振り床面に異物を堆積させる。
2. 照明を消し、ダストファインダーＬ３ＳＱの光をあて堆積状況を確認する。
3. 異物が堆積しているところを各清掃用具で一方向に清掃を行い除去状況の確認を行う。使用する清掃用具はウエットワイパー、粘着ローラー、クリーンルーム用掃除機の３種類。
   なおウエットワイパーは速い動作で拭き取った時とゆっくりとした動作で拭き取った時の比較も行う。

• 清掃モップ用ウエットワイパー(CS-BT250NN)
• 清掃モップ用ＨＣスタンドモップ(STM-60)
• 粘着ローラー(FXT-300)
• クリーンルーム用掃除機
• ダストファインダーL3SQ
  (CSDBA-LP200W-L2000-C02／CS-15AC)

【考察】
清掃モップ用ウエットワイパーに関しては以前より様々な試験を実施した結果、販売を開始いたしました。 特に今回は拭き取り速度に着目していますが速度以外にも床面に対して均等に圧をかけることや歩行速度も等速を心がけることで床面堆積異物を確実に除去できます。

粘着ローラーに関してはローラーが固いことで床面の微妙な凹凸に対応できておらず、若干除去漏れが生じた要因ではありますが、清掃モップ用ウエットワイパーの場合ワイパー取付面にマジックテープ雌を取り付ける事でクッションになり、床面の凹凸に対して柔軟にフィットすることが可能となっています。

粘着ローラーに関しては電源が不要で簡単に使用できるメリットがあります。その為に清掃モップ用ウエットワイパーで拭き残した箇所や棚の下など狭い箇所で使用する方法をお勧めしています。

クリーンルーム用掃除機は吸引する特性からブラシを付けるなどして装置廻り（乾燥炉内や生産装置の隙間等）の清掃に効果を発揮いたします。

これらの清掃用具は様々なシーンで用途に応じて使い分ける必要があります。

清掃モップ用ウエットワイパー(CS－BT250NN)

清掃モップ用ＨＣスタンド
モップ(STM－60)

ダストファインダーL3SQ