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| 2018.06.25更新 |
| 「クリーンロッカー未使用によるクリーンウエアの汚染状況」 実験レポート |
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| シーズシーでは以前【クリーンウエアの放置実験】を行いました。クリーンウエアを一般環境に置いておくと、どの程度パーティクルが付着するのかを調べる放置実験です。そこで今回は、ウエアの保管方法によって、パーティクルの付着量にどれほどの影響を及ぼすのか、2つの方法で比較実験を行いました。結果は以下の通りです。 【実験目的】 クリーンウエアの保管方法別による汚染状況の確認。 |
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| 【実験方法】 1)クリーンウエアにパーティクルを付着させるために、クリーンルーム内に8時間程度曝露する。 2)クリーンルームにてある程度汚染されたウエアを、吊るした状態と丸めた状態の2パターンを一般環境にて4日間放置する。 3)放置したのち、2パターンともにタンブリング試験装置にてパーティクル量を測定し比較を行う。 |
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![]() クリーンルーム内にて比較実験用の 2ウエアを曝露中 |
![]() 一般環境にて吊るして 保管したウエア |
![]() 一般環境にて丸めて 保管したウエア |
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| 結果 | |||
| 結果は、下記表の通りです。試験前の想定では、吊るしたウエアの方が曝露面積が多いため、若干付着量が多いかと想定していましたが、実際の結果は逆転していました。一般環境であってもウエアを置いた周囲の気流環境や、吊るす高さなど様々な要因が考えられるため、パーティクル付着実験の難しさを痛感しました。 | |||
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| 考察 | |||
| クリーンウエアの保管に関しての方法は、あくまでも塵埃付着のリスクを最小限に抑える効果はありますが、除塵効果は全くありません。除塵はエアシャワーの役割と考えるならば、クリーンウエアの保管は自然付着のみに特化することになり、密閉容器(ビニール)等に入れて保管しても効果は同じことになります。 今回の実験結果では、クリーンロッカー使用時の比較実験が行えなかった為、次回の実験では、最近多い簡易ロッカー/密閉容器/層流式クリーンロッカーの3種類での比較実験を行いたいと思います。 |
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