ホームページはこちら ネットショップはこちら

 CSC会員様ページ   

  • メルマガHistory
  • 中古・在庫処分セール品
  • メルマガ実験シリーズ
  • 無料資料ダウンロード
  • お問合せ

会員トップページ > 新事例INDEX > 新事例36

2018.09.03更新
「エアガンと除電ガンの比較」実験レポート
エアガンを工程内で使用して除塵する光景をよく見かけますが、この作業で一番気を付けるべき点は、【エアーにより飛んだ塵埃はどこに行ったのか?】です。塵埃をエアーで飛ばしても、清掃後の製品に再付着しては意味がありません。大事なことは、集塵機をうまく併用して捕集することです。しかし、実際の現場では集塵機からの跳ね返り乱流が生じ、塵埃が周囲に散らばる光景をよく見かけます。
上記の理由からシーズシーでは、あまりエアガン作業を推奨しておりませんが、効果ゼロではないことも事実です。そこで今回は、エアガンの効果について実験を行いました。

【実験目的】

それぞれの状況に応じたエアガンの効果確認

【使用機器】

エアガン:メーカー記載なし(ホームセンターにて購入)
除電ガン:シシド静電気 PIEZONIZER
RACCAR(ラッカー):シーズシーデモ機
表面電位計:SIMCO製
静電気チャージャー:シーズシーデモ機

【実験概要】

除電したアクリル板と帯電させたアクリル板(抵抗値:約10^14Ωcm)を、それぞれ3時間、一般環境にて曝露し、2種類のエアガンにて除去率の比較を行う。エアガンは、除電機能付き(以下、除電ガン)と除電無を使用し、RACCAR (ラッカー)にて30μm以上の塵埃をメインに除去率を検証します。

【実験方法】

1) 除電したアクリル板と帯電させたアクリル板を3時間一般環境にて曝露する。
2) 3時間曝露後RACCAR(ラッカー)にて、2種類のアクリル板の数値を測定する。
3) 3段階の角度から2種類のエアガンでブローする。
4) ブロー後、それぞれRACCAR(ラッカー)にて測定し、除去率の比較を行う。

【実験条件】

ブロー条件 ※エアガンは固定して使用
・距離:10cm
・角度:0°/45°/90°
・エアー圧:0.5MPa
測定粒形 ※RACCAR(ラッカー)にて測定
・30μm以上、50μm以上、100μm以上、150μm以上、200μm以上

【実験様子の一部】


アクリル板

エアガンの角度測定

帯電測定

エアガン 0°

エアガン 45°

除電ガン 90°

【RACCARによる測定画面一例】

【実験結果】


エアガンの吹き付け角度については、0°/45°/90°と比較検証を行った結課、資料の通り一般エアガンでは除去率が角度を増すごとに上がる傾向となりました。一般的には角度が無いほうが横からエアーすることで剥がすイメージで効果があると思われがちですが、角度があるほうが高い除塵率となりました。除電エアガンでは、角度や帯電物・非帯電物に左右されることがなく満遍なく高い除去率を得ることができることが確認されました。非帯電アクリルも帯電アクリル同様に高い除去率を得ていることから除電によりアクリルから剥離され飛ばされるとの結論には至りませんが、除塵には除電機能付きのエアガンが有効であることが確認できました。

【考察】

先述した通り、シーズシーではエアガンを使用しての除塵作業を推奨はしておりませんが、今回の実験により除電エアガンの効果的な使用方法が判りました。エアガンの使用方法に関しては、手首を振ってパルス効果を出す方法などエアーを効果的に浴びせる方法は製品の形状や大きさによって異なるため工夫が必要となります。
以上のことから、エアガンは使用方法を間違えるとクリーンにするどころか塵埃をまき散らしてしまい意味がないため、効果的に使用することをお勧めします。

シーズシーでは、荷物用エアシャワー内で除電ガンを使用してシャワーブロー中に除塵する仕様を勧めています。主な効果としては、飛散した塵埃がエアシャワーのリターン口で回収され再付着リスクを低減する効果があります。


※今回の試験では、エアー圧力別、角度別、非帯電・帯電アクリル別、そして一般エアー・除電エアーと様々なデータを採取しております。
全てのデータを今回掲示しておりませんがデータ送付をご希望の方はInfo宛にメール頂けましたら送付させて頂きます。

☆データ送付希望の会員様は下記明記の上メールにて、ご請求ください。

1.会社名 2.部署名 3.お名前 4.郵便番号とご住所 5.お電話番号
6.アドレス 7.「エアガンと除電ガン比較」データ請求とご明記ください。

Eメール:info@csc-biz.com 担当:山本

関連商品のご紹介

関連ぺージ

 エアシャワーの実験動画ページにて下記の実験動画がご覧になれます。
 − CS-JJがない場合のエアシャワーでの静電気の減衰時間
 − エアシャワーによる髪の毛の除去
 − エアシャワーCAS201の静電気除去


メルマガ会員のトップページへ戻る

                      お問い合わhttps://www.csc-biz.com/contact/@csc-biz.com?Subject=会員ページお問い合わせ">info@csc-biz.com
                              電話 078−252−7201

                         FAX 078−252−7210