| 2019.03.19更新 |
| 「粗大粒子の除去能力について」実験レポート | ||||
昨年のメルマガで「エアシャワー内の微粒子の測定による性能」の検証を行いましたが、今回は鉄粉を４粒形（１ｍｍ以上／１５０〜１００μｍ／１００〜７５μｍ／７５〜４５μｍ）に分け、作業着とクリーンウエアそれぞれに付着させ、実際に製品ＮＧとなる粗大粒子の除去能力をエアシャワーを用いて検証を行いました。【実験目的】作業着とクリーンウエア、それぞれに付着した粗大粒子がエアシャワーでどの程度落ちるのか。どちらの塵埃が落ちやすいのかの違いを比較する。【実験方法】
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 作業服貼付け |
 クリーン服貼付け |
 エアシャワー |
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【実験結果】 |
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| クリーンウエアは、エアシャワーが当たったところには効果が見られました。 一方、作業着はいずれの場所においても効果がほとんど確認されませんでした。 |
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【考察】作業着とクリーンウエア、それぞれに付着した粗大粒子がエアシャワーでどの程度作業着は生地に綿を含んでいる為に、目の奥まで入り込みやすい事と、繊維に絡まりやすく、且つクリーンウエアに比べ厚みがあることから、エアブローによる衣服の揺れが少ない為に効果がほとんど見られなかったと推測されます。一方、クリーンウエアはポリエステル１００％という素材から表面が滑らかな為、そもそもの異物付着量が少なかったといえます。 手洗いがエアシャワー後にあるという前提になりますが、綿を含む生地であれば服を叩きながらでなければ効果は無いと思われます。また、クリーンウエアにおいても、各所にエアブローを当てて、ごみを落とすという意識で動作をしなければ、効果は半減すると考えられます。製品ＮＧとなる材料や着用している衣服の素材も考慮してエアシャワー中の動作を決めるのが望ましいです。 |
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