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| 2019.07.11更新 |
| クリーンルームあるある実験レポート 第4弾!! | ||
| 「一般服VSクリーンウエア エアシャワーでの効果の違いは!?」 今回のクリーンルームあるあるですが、よく見かける前室の風景として上着を脱いでエアシャワーを浴び、更にクリーン服を着用してエアシャワーを浴びるという、一連の動作に関して検証してみました。 【実験目的】一般服(綿70%、ナイロン30%)、クリーンウエア(すう〜っとクリーン)を着用してエアシャワーを浴びた場合の効果を検証【実験方法】1) 一般着(今回は綿生地の作業着)の表面にウエハを3回軽くたたくようにして塵埃を転写させて「粗大粒子カウンターRACCAR(ラッカー)」にて計測2) 同一般着にてエアシャワーを浴びる(片吹エアシャワー) 3) エアシャワー後に再度ウエハに塵埃を転写させて計測 4)1〜3の動作をクリーン服も同様に実施。 ※クリーン服は一般環境で12時間ほど着用して塵埃を意図的に付着させています。 ※弊社お客様との共同試験の為に写真等は掲示できません。 |
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【実験結果】 |
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| クリーンウエアと作業着でのエアシャワー効果 一般着(綿70%、ナイロン30%)でエアシャワーを浴びても付着している30μ〜200μ程度の塵埃は、ほとんど除塵されることはありませんでした。そう考えると、インターロック(差圧安定化・空気の流出防止等)は効果があるとしても、一般着でエアシャワーを浴びる行為は、粗大粒子の除塵の観点ではあまり効果が無いことになります。また、併せて評価したクリーン服の付着塵埃の一定の除塵効果は生じています。試験結果を食品工場などで置き換えると、エアシャワーを浴びる行為については、採用しているウエアの生地により、エアシャワーの効果が大きく異なり、少なくとも綿生地の服では粗大粒子(30〜200μ)への効果は生じなくなります。但し食品工場では、弊社で販売しているIVYキャッチャーの付着状況を確認すると、多くの繊維くずが付着しており、特にIVYキャッチャー(白)には目立って髪の毛などが付着している様子が確認できます。 |
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【考察】製品に付着して不良となる異物が粗大粒子の場合、エアシャワーの効果を最大限に発揮するには、着衣の選定が重要です。=脱落が容易な生地食品工場などの場合は、クレームとなる異物(毛・虫など)が目視できる塵埃が中心となる場合も脱落が容易な生地が付着塵埃除去の観点では良いのかもしれません。今回は簡易試験でしたが、次回はさらに生地の種類や網目大きさなど様々な条件において服とエアシャワーや粘着ローラーでの除塵の相関を実験したいと思います。 |
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