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2019.09.09更新
クリーンルームあるある実験レポート 第6弾!!
「ウエアからのゴミは工程不良NGと同じ大きさ!?」実験レポート

クリーンルームに入室する時に着用するウエアとして、気密性が高く、ゴミを透過させない生地のウエアを採用されている現場をよく見かけます。そのクリーンウエアを選ぶ際にみなさんは何を基準に選ばれているのでしょうか?
作業者目線で採用すると、通気性や効率に重点をおきますが、コスト、着心地、効率(作業)性、通気性・・・、と状況により様々です。
そこで今回のクリーンルームあるある実験レポートは、【各工程で不良となる粒子の大きさ】=(イコール)【クリーンウエア内から流出してはいけない塵埃】とみなし、今夏、検証実験を行いました。

【実験目的】

生地の通気量の差によるゴミの通過量の検証

【実験方法】

●微粒子(0.3~10μm)
測定用に作成した装置にクリーンウエアの生地を取り付け、ファンで約0.3㎥/minを送り込む。その後、クリーンルーム内で空運転をさせ、ウエアの2次側にゴミがない事を確認した上で封止する。封止した状態で一般環境に持ち出し、1次側と2次側をパーティクルカウンターで測定する。
●粗大粒子(10~100μm)
微粒子同様に各生地を取り付け、2次側にゴミがない事を確認した後に、弊社タンブリング試験装置の排気口に設置。ワイパー5枚をタンブリング試験装置にかけ、粗大粒子を発生させ1次側2次側で粗大粒子カウンターで測定する。

【使用生地】

生地 通気量
CJ 5cc
CR 60cc
CK 100cc

【使用機器】

・パーティクルカウンター(微粒子): KC-31 リオン製
・パーティクルカウンター(粗大粒子): KC-20A リオン製
・差圧計

【測定環境】

● 微粒子    温度 25℃ / 湿度 57%
● 粗大粒子  温度 27℃ / 湿度 50%

【実験結果】

●微粒子(0.3~10μm)
 0.3~2μmの間において、5ccの生地は約50%、60ccは約40%、
 100CCでは約20%と捕集率に傾向が見られた。
 
●粗大粒子(10~100μm)
 5ccの生地は20μm以上、60cc及び100ccの生地は30μm以上の
 ゴミの透過は確認されなかった。
 ※数値は測定値であり、性能を保証するものではありません。

  

【考察】

クリーンルームの清浄度に関わってくる微粒子においては、生地の細かさによって捕集率に傾向がみられましたが、粗大粒子の透過率に大きな差は確認されませんでした。当然、気密性が高い方が生地の滑らかさが増える為、ゴミを付着させにくく除去しやすいという効果はありますが、一般的に塗装業界では30μm~、食品業界では、虫や毛髪当、粗大粒子を対象とする業種は多岐にわたると思います。熱のこもりを低減し、作業性の向上が見られるので、現行品より涼しいクリーン服を採用してみるのは如何でしょうか。シーズシーでは今後、通常ラインナップに加えている各種ウエアの生地についても同様に試験を行い、データを公開する予定です。

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