加湿器の比較


加湿方法 エアワッシャ型 気化式 蒸気式
(電極式)
加湿原理 機器内部でスプレーノズルを用い
て水と空気を接触させ、熱移動に
より蒸発加湿させます。加湿され
た空気は組込のファンで送風しま
す。
高吸水性加湿材に上部から滴加
給水しこれにファンの気流を通過
させる。水分は気流と熱交換して
気化蒸発し恒湿空気となって加湿
します。
蒸気シリンダ内の電極に交流を通
電させる。すると水中の不純物は
運動を行い、この運動エネルギー
が熱に交換されて蒸気を発生しま
す。
構造図
空気線図
上の変化



ON-OFF制御
比例制御 不可
応答性 よい ふつう よい
消費電力
(W/KG)
70〜100 低消費電力 約750
消耗部品 スプレーポンプの
メカニカルシール
加湿材 蒸気シリンダ
(約4,000時間)
寸 評 特別な水処理をしなくても白粉現
象は発生しません。副次的な効果
で脱臭や空気中のチリ・ホコリ等の
除去ができます。
ファンの気流を加湿材に通過させ
るため、チリ・ホコリの多い工場で
は加湿材が目づまりを起こすので
使用できません。
蒸気シリンダにスケールが付着す
るので、定期的な交換が必要とな
ります。また、加湿のための直接
エネルギーが必要です。他に、室
内温度の上昇や蒸気を出している
ために内装材等が腐食することが
あります。
加湿方法 超音波式 遠心式 スプレー式
加湿原理 水槽底部に超音波振動子が取り
付けられていて水面に向けて超
音波を発信するこてで水を霧化す
る。これを、ファンの気流によって
送り出し蒸発 加湿します。

遠心力により水を吸水管から吸い
上げ、高速回転する回転盤で薄い
水膜状にします。水膜状になった
水は平均10〜30ミクロンの粒子に
細分化され噴霧されます。

霧吹きと同じ原理です。圧縮空気
を用いて加圧した水をノズルの小
さな穴から空気中に噴霧します。
構造図
空気線図
上の変化



ON-OFF制御
比例制御 不可 不可
応答性 よい よい よい
消費電力
(W/KG)
80〜100 約60 120〜180
消耗部品 超音波振動子
(約5,000時間)
なし なし
寸 評 水分が蒸発したあとに残留成分
が白い粉となって残ります。(白
粉現象)これが問題になる場合
は純水器を併用しなければなり
ません。また水処理にはコストが
かかります。

白粉現象が発生します。純水器の
併用が有効です。高い所に取り付
ける事が多いので、メンテナンスが
困難になります。

白粉現象が発生します。純水器の
併用が有効です。粉径が比較的大
きいので水滴になり付着しやすい。
加湿器付きクリーンブースのページに戻る

※エイワ機工株式会社HPより。