クリーン化を目指す企業のパートナー  シーズシー
シーズシー クリーンルームメールマガジン
2022.02.24

今年は「暖冬」という言葉を耳にしませんでしたね。先週神戸でもスノードームのよう
に雪が降りました。寒いのが好きなわけではないのですが、温暖化で後世の子ども達が
雪を見られなくなるのは寂しいので寒いことに感謝しながら過ごしたいです。寒いから
美味しいものも、寒いから楽しめるスポーツもたくさんありますしね。

さて今回は、新商品を使った実験レポートをお届けします。

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【INDEX】
【1】【新商品のご紹介】小型集塵機:ダストポスト-M1
【2】【あるある実験レポート】機能材料に付着した塵埃の除去!?
【3】 メルマガ写真館「善光寺」@長野県



【1】【新商品のご紹介】「小型集塵機:ダストポスト-M1」

今回は、新商品として5月に発売予定の
「小型集塵機:ダストポスト-M1」
をご紹介します。

現在使用されている集塵機はクリーンルーム環境で安心して使用できるものでしょうか?

卓上での発塵作業時や製造ラインでの製品除塵など、様々な工程で局所集塵をされている会員様は少なくないと思います。本製品は既存のクリーンルーム用集塵機をブラッシュアップしたような製品です。

特長としては、排気の風速を極力抑えることによってクリーンルーム内での乱流の発生を防ぐ構造となっています。また、クリーンルーム内での発塵を発塵箇所から局所的に集塵することでクリーンルーム内への拡散を防ぐことができます。

なおユーザー様の用途にあった使用ができるよう、本体と選択可能なオプションから成り立っており、製品の特長や性能をご理解頂くことで用途に合わせて吸い取り側をカスタマイズしてご活用頂けます!


・・・「小型集塵機:ダストポスト-M1」の特長!! ・・・

排気風速を抑えることで室内乱流を防止!
クリーンルームでは、ゴミの舞上がりや乱流に繋がる《速い風速》を嫌います。本製品は本体側面(4面)がパンチングとなっており、周囲より万遍なく緩やかな風速(約0.3m/sec)で排気されるため、クリーンルーム内で問題となるゴミの舞い上がりを気にせずご使用頂 けます。

環境を考慮して排気から循環!
有機溶剤などの局排義務が生じる場合を除き、屋外へ排気する場合はその分の空気を給気する必要があります。その場合、空調にかかるランニングコストが生じてしまうため極力循環できる空気はクリーンルーム内に戻す(循環する)ことで省電力化が図れます。1次フィルターで粗塵埃除去、2次フィルター(HEPA)で0.3μmを99.97%除去!

風量調整機能
風量は約1~5CMMの間で無段階調整が可能です。

装置連動可能
起動入力端子付きで生産装置との連動が可能なので、自動生産機からの摩擦発塵や研磨発塵などの集塵ができます。連動する場合は、装置側から本体端子台に信号をもらい、生産装置側の信号により集塵機をON/OFFすることが可能です。

移動可能なキャスター付き
本体にキャスターが付いて女性でも軽々移動が可能!

組み合わせは自由!集塵したい場所でカスタマイズ!
テーブルと組み合わせれば比重の大きい塵埃は下部吸引で効率的に集塵できます。


小型集塵機:ダストポスト-M1  ※常時在庫
 ※テーブルは販売品ではありません。

【オプション品】
塵埃測定装置:ダストラム-N1 ※受注生産
 ※PCは付属しておりません。
《製品の特長》
  • 管理したい粒子径別に除去した塵埃を数字で管理
  • 高濃度塵埃時など異常時をアラームで知らせします。
 ※お持ちのPCと連動可能です。

価格や構成品等、本製品の詳細はメルマガにて随時ご紹介して参ります! 是非、チェックしてくださいね。

ご紹介した「小型集塵機:ダストポスト-M1」を使用して早速実験を行いました! 引き続き【あるある実験レポート】をお楽しみください。



【2】【あるある実験レポート】機能材料に付着した塵埃の除去!?

昨今、様々な用途で機能性フィルムが多種多様化しておりますが、加工の際の課題として塵埃の付着問題があります。人・材料・装置由来など様々な要因で加工(積層工程)中に製品面に付着することで塵埃の噛み込みが発生して不良の要因となります。

そこで今回の実験では貼り合せ用フィルムに付着する塵埃の集塵と集塵量の測定を実施いたしました。

5月に発売予定のダストポスト-M1を使い製品面と製品端面に付着している塵埃を吸引して、オプション品の塵埃測定装置(ダストラム-N1)で除去した塵埃の量を測定いたしました。

今回は某社様にご協力頂き、稼働中の機能材繰出しのパイロット装置を使い実験いたしました。

【実験目的】
製品端面の塵埃付着状況を把握し、機能材面の塵埃除去の際に非接触と接触除去の効果を検証する。


【使用機材】
小型集塵装置(ダクトポスト-M1)
ダクト内の塵埃測定装置(ダストラム-N1)
ダストラム-N1用PC
ダクト、スリット型の吸引ノズル、掃除機用のブラシ(オプション品ではございません)

集塵機「ダストポスト-M1」

測定器「ダストラム-N1」及びPC


装置を繋げた様子

【実験方法】
1) 環境のデータとして大気中のパーティクル数を測定する。
2) フィルムの表面部にスリット型の吸引ノズル(非接触)と掃除機用のブラシ(接触)を
 当て、小型集塵機「ダストポスト-M1」で吸引する。
3) ダクトを通過した塵埃は「ダストラム-N1」で測定する。
 ※測定粒径は、約50μm以下・50~300μm・300μm以上の3種類
4) フィルムの端面はブラシ付きで端面にブラシを接触させながら吸引除塵を行い
 3)と同様に測定する。
5) 吸引時間は4分間で最初の30秒と後の30秒はカットして3分間のデータにする。

測定位置


実験の様子

非接触スリット
吸引ノズル:手作り品!

接触ブラシ:
掃除機のノズルです!

接触ブラシ:掃除機の
サッシ用ブラシです!

【実験結果】
測定データ集計(スタートから30秒カットして3分間)

※実験環境が一般環境であるため最初に環境内のダスト量を3分間測定して各数字から引くことで付着除塵相当の数字を算出しています。


【考察】

非接触によるダスト吸引に関しては、さほど効果がない結果となりました。材料がロール状になっていることから塵埃が表面に固着してしまったのが要因の一つかもしれません。

接触に関してはブラシで「剥がし取り」効果があることから除去率が上がることが判ります。数字には表れていませんが、ブラシに付着した塵埃もあると想定されるため、実際の数字はもっとある可能性があります。

端面に関しては表面同様に「剥がし取り」効果と、元々付着している量が多いことが想 定されます。スリット時に噛み込み?手袋等からの転写?梱包材からの転写?様々な要因が考えられますが、いずれにしても表面より集塵量が多めとなりました。端面付着に関しては、回転してロールから剥離する際に乱流等で表面に移動するリスク もありますので注意が必要かもしれません。



【3】メルマガ写真館「善光寺」@長野県


写真は長野県の善光寺の山門です。国宝である本堂を筆頭に重要文化財の数々が醸し出す厳かな雰囲気に圧倒されます。特におすすめは本堂にあるお戒壇巡りです。自分が目を開いているのか瞑っているのかさえ分からなくなるほど真っ暗な空間を壁だけを頼りに進みます。甘味処が建ち並ぶ仲見世通りもおすすめですよ。


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