TLE>
CSC会員様ページ
メルマガHistory
中古・在庫処分セール品
メルマガ実験シリーズ
無料資料ダウンロード
お問合せ
会員トップページ
>
新事例INDEX
> 新事例23
2017.04.24更新
材質別によるクリーンブースの特性
クリーンブースを導入する際、ブースの大きさ・目標清浄度・ブース内に設置する装置・・・等々、検討すべき事項はたくさんあります。その中で、材質の選定も重要な検討項目の一つに挙げられます。今回は、クリーンブースの主な材質についてご紹介します。
まず、ブースの種類は壁のタイプによって大まかにパネル式とビニールカーテン式の2種類に分けることができます。
パネル式は、既製のパネルを壁として組み立てることで出来上がります。主に使われているパネルは2種類あり、一つはパーティションで、もう一つは断熱パネルです。
ビニールカーテン式は、クリアタイプの帯電防止塩ビシートを選定されることが多いですが、紫外線をカットする必要がある場合はイエロータイプ、遮光したい場合はブラックタイプ、そして導電性が必要な場合は、格子柄が印刷もしくは縫込みしているグリットタイプと目的に合わせてカーテンを選定します。枠の素材は、アルミ製もしくは鋼板製の2種類です。
次に、「断熱パネル」、「パーティション」、「アルミ製」、「鋼板製」の4種類について、詳しく説明していきます。
1)断熱パネル
断熱パネルは硬質ウレタンフォームを注入発砲したもので外部からの熱を遮断するとともに保温性、防湿性、耐薬性に優れています。また、耐火性のパネルを選択することで防爆エリア内にも対応可能です。
断熱パネルのクリーンブースは見た目が良く、クリーンルームのようにきれいで凸凹がなくフラット面が基本なので掃除がしやすいことが利点です。総合的に申し分ない素材ですが、その分コストはやや高めです。
2)パーティション
パーティションの芯材はペーパーコアで、断熱パネルよりも保温性、耐火性、耐薬性で劣りますが、見た目はきれいです。多少の凸凹はありますが、清掃のしやすさが利点です。
3)アルミ製
アルミ製のクリーンブースは、アルミ枠の周囲をビニールカーテンで覆います。FFU稼働時には内部が陽圧になり、カーテンが膨らみますが床上10cmほど空いているため、周囲へ均等に空気を逃がすことで清浄度が出やすい構造となっています。設置する際は、若干ですが圧力による膨らみを考慮する必要があります。アルミ製クリーンブースの難点としては、アルミに溝があるため掃除がしにくいことです。
4)鋼板製
鋼板製のクリーンブースは、4種の材質で最も安価なクリーンブースです。アルミ製と同様にビニールカーテンを用い、清浄度が出やすい構造になります。また、アルミ製と違い溝がないため比較的、掃除がしやすくなっています。耐薬品が求められる場合は、耐薬塗装を使用することである程可能になります。コスト及び清浄度の面からみても、銅板製のタイプはオススメです。
※各種のブースの気流について
前回、前々回と気流の話に触れてきましたが、ブース内の清浄度を高めるためには外部へ排気することが必要です。
アルミ製と鋼板製は、周囲をビニールカーテンで囲み下部を開けることで空気が逃げやすく、清浄度が維持されます。(下部に障害物がないことが前提です)ただし、カーテンの膨らみを想定した上で、空気が逃げられるよう壁から最低20cm離すことをオススメします。空気が壁にあたるとブース内に停滞し、清浄度に大きな影響を与えるためです。
悪い例と良い例
一方、断熱パネルとパーティションはダンパー等による排気のため、ブース内の排気流を考慮したレイアウトが重要になります。空気の抜け道をできるだけ確保しておきましょう。
それぞれの材質には利点と難点があり、各現場に合ったものを選びましょう。もっと詳しく知りたい方は、シーズシーにご相談ください。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
関連商品のご紹介
メルマガ会員のトップページへ戻る
お問い合わhttps://www.csc-biz.com/contact/@csc-biz.com?Subject=会員ページお問い合わせ">info@csc-biz.com
電話 078−252−7201
FAX 078−252−7210