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| 2016.09.26更新 |
| VDA規格による4つの清浄度エリア | |
| 最近はマイブームとしてVDA(ドイツ自動車工業会)規格の研究を進めています。前回の「VDA規格と繊維くず、金属片の挙動」ページではVDA規格通りに金属片や繊維くずは清浄化空気による除去、回収が難しいことを実証しました。 さらにVDA規格ではそのことを踏まえて清浄度エリアを4つに分けています。すなわち、以下の通りです。わが国ではクリーンルームか、非クリーンルームか。だけです。随分違いますね。 1.清浄度等級0(CG0):非管理ゾーン 2.清浄度等級1(CG1):清浄度ゾーン 3.清浄度等級2(CG2):清浄度ルーム 4.清浄度等級3(CG3):クリーンルーム |
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| 【清浄度等級0(CG0)】 | |
| 基本的に何も無しです。ただし、5S以外とあります。例えば、「工場の外と通じる扉は開け放ちにせず」「扉は二重にしてインターロックをとる」「このエリア内では段ボールは使用しない」などはこの等級に含まれます。エアコンは標準で使用します。 こういうゾーンを如何に上手に使うか?このあたりが工場全体を如何に無駄な費用を掛けずにクリーン化出来るのか?につながってきます。何もエアシャワーがある場所がクリーンルームではありません。 |
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| 【清浄度等級1(CG1)】 | |
| このゾーンは他の分野から独立しています。例えば、以下によって。 ・床マーキング ・パーテーション ・天井カーテン ・清浄度志向の規則が適応されます。 ・要員やモノの搬出入時の清浄度志向の規則が適応されます。 ・エアコンは標準で使用します。 【清浄度等級1の解説】 このゾーンは主に金属加工を行うなど「重い」粒子が発生、飛散する場所を指している、と考えています。よくクリーンルーム診断に行くと金属があちこちの床に散らばっていて、しかも近くに金属加工装置がない、ということがあります。これらの場合、床に散らばる金属片は要員の靴底や台車のキャスター、そしてエアコンなどの風で運ばれている場合が多いです。 |
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| 【清浄度等級2(CG2)】 | |
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【樹脂成型と塗装工程への応用】 スクリーン印刷工程と同様の対策は樹脂製品の成型→塗装にも応用可能、と思っています。ここでも保管・搬送時に付着塵が増えるというのは既成の事実です。成型機をクリーンブースで囲っても意味ないよ、と思えてしまいます。それよりもいち早く除電し、安定した温湿度で製品を保管・搬送する必要があると思います。 |
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| 【清浄度等級3(CG3)】 | |
| このゾーンは他のゾーンから確保された構造的に固定された分離がなされます。 ・清浄度志向の規則が適応されます。 ・要員やモノの搬出入時の清浄度志向の規則が適応されます。 ・エアコンは標準で使用します。 ・清浄化エアの使用は義務付けられています。(クリーンルーム化) いわゆるクリーンルームです。サブミクロン粒子を主に防ぐのに使用します。今回はクリーンルームの説明は省きます。 |
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