| 静電気もクリーンルームのパーティクルも目には見えません。しかし、何も見えないまま対策をしても、効果があるのかどうか・・・それさえも分かりません。最近よく耳にする「見える化」というキーワード。目に見えれば、対策も具体的にできるし、よりよくする工夫もできます。そこで、このページでは目に見える実験を通してクリーンルームの静電気対策を考えてみたいと思います。 | |
【実験の準備】
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| チャージプレートモニターの数値に注意してください。プレートの上に導電性マットを置いただけでは何も帯電圧は変わりませんが、アースをつないだ途端に静電気が除去されています。 |
| アースにつなぐことは静電気対策の基本中の基本ですが、アースが途切れていれば何の意味もありません。導電性マットもアースにつながなければただのマットです。 | |
| しかし、アースは万能というわけではありません。絶縁物が帯電するとそもそも電気が流れないわ けですから、アースにつないでも静電気の除去はできません。 | |
| テフロンテープを 5mm幅に切ってタコアシにしたもの(Jチェッカーと言います)をこすって静電気を起 こします。テフロン同士の静電気は同極(マイナス)なので反発します。これをアースに つないだアルミ缶に近づけると・・・アースにつないでいるにもかかわらず吸着されてし まいます。 これを防ぐにはCS−JJのようなイオナイザーを使用して、イオンによる中和で静電気を除去する必要があります。 |
| 絶縁物の帯電はアースでは除去することができません。 空気中に浮かぶホコリが帯電している場合も同様ですから、ホコリの静電気付着を防ぐには、イオナイザーによる静電気の除去、もしくは、そもそも、ホコリの少ない空間(クリーン化)にする必要があります。 |
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| シリコンチューブからエアを吐出させ、それを絶縁状態のアルミ板に当てます。すると、アルミ板はマイナスに帯電していきます。次にチューブにアルミ箔を巻きアースをつなぐとアルミ板に当たるエアの帯電はなくなりました。 | |
| 今度は、アクリルのパイプから出るエアを同様にアルミ板に当てて表面電位計で測定して みます。今度はプラスに帯電していることがわかります。エア配管材の違いで帯電の量や 極性が変わるのです。除去方法は同様にアースにつなげば可能です。 |
| 空気も静電気を帯びます。エアブローの他に、真夏の冷房や冬の暖房などエアコンの風が静電気の発生源になることがあります。 | |
| 絶縁物の上にのっている金属は何度も放電してしまうことがあります。静電気吸着とは関係ありませんが、放電は装置のノイズとなり、ときには誤動作の原因にもなるので注意が必要です。 | |
| チャージプレートモニターの上に5KV以上の電圧を印加し、糸で垂らしたアルミ箔を近づけます。すると、初めは引き寄せられ、くっつきますが、一度離すと今度は逆に反発して近づかなくなります。ところが、アルミ箔がアースに触れた瞬間・・・。 |
| なぜ、アルミ箔がくっついたり、離れたりするのか、上の資料で説明します。初め、アルミ缶はプラスに帯電しています。このとき、アルミ箔中の自由電子がアルミ缶の方へ引き寄せられくっつこうとします。しかし、一度くっつくと電子の移動が起こり、アルミ箔はプラスに帯電してしまい、反発するのです。さらにアースにつなぐとアルミ箔は初期状態に戻り、再び、アルミ缶にくっつこうとします。 |
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