クリーン化におけるあるべき姿6

清掃編

1)清掃のしやすさ

【概要】
清掃する場所が狭く掃除道具が入らない、あるいは物が置いてあるなどして、異物を取り除くことができない場所がないように、工程内の2Sや設備の工夫が必要です。
また、清掃の時間は生産時間ではないため時間が掛けられないと考えるケースがありますが、清掃は歩留まり改善のために必要です。そのため、短時間で効率的に清掃を行うため「清掃のしやすさ」が必要となります。

【確認要件】

1)机の上など清掃場所に不要(余計)なものはありますか?

不要なものがあると避けて清掃するため、ゴミが取り残されてしまいます。不要なものは、工程内より排除することが必要となります。そうです整理・整頓(2S)が出来ていることが基本となります。

2)設備周りで清掃できない場所はありますか?

設備周りでは、清掃できない場所も工夫して清掃できるように改善すべきです。
改善例を記載いたします。

設備や棚にタイヤを付け、動かせるようにする

移動が容易になり、下部に堆積するゴミが取り除ける。

配線を纏めて床から遠ざける

床の上に障害物がなくなり、清掃しやすい。

配線を纏めカバーをする

配線間の隙間に入りこんでいるゴミは取り難いので、カバーして配線間にゴミが入り込まないようにする。

設備に足を履かせる

設備に足を履かせ持ち上げて、設備下の隙間を増やす。

設備下の隙間をなくす

設備下の隙間をなくしてゴミの侵入をなくす。

2)清掃道具の選定

【概要】
清掃する場所に合わせて、発塵量の少ない掃除道具を選定することが必要です。また、汚れ方や対象異物によって、拭き取り・吸水性などの視点から適当なものを選定するべきです。
     
【確認要件】

清掃する場所にあった掃除道具を使用していますか?

工場内はゾーニングがされていることが条件で、清掃する場所のクリーンレベルに合った掃除道具を選定し、清掃時に掃除道具で汚さないように注意が必要です。
そのため、いろいろな視点で選定するようにしてください。  
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ホコリの状態と清掃後を
確認するには

ワイパーの拭き取り具合を
チェックするには

ワイパーの発塵を
調査するには

3)担当範囲と清掃頻度

【概要】
作業者毎に清掃範囲を設定し、清掃場所をレイアウト表などに記入掲示するなどの工夫が必要になります。また汚れ具合により清掃頻度を変化させ、適切な清掃頻度を決定しましょう。

【確認要件】

1)担当範囲

作業者個人名で清掃場所の範囲が決まっていますか?

作業者個人別に清掃範囲(設備も含む)の設定を行い、清掃時間内に終了できる清掃内容を考えましょう。個人名で指定するため個人責任になり、責任感が養われます。

2)清掃方法

場所や設備により清掃方法・清掃道具・清掃頻度は決まっていますか?

清掃範囲の場所や設備によって清掃道具を決定し、汚れ具合により清掃頻度を変え、清掃方法・道具の使い方・安全上の注意などを手順書に纏め掲示しておくとよいでしょう。

3)清掃道具の管理

清掃道具は、清潔な状態で所定の場所に保管されていますか?

清掃道具は、清潔な状態で所定の位置に保管すること。必要数を明確にし、保安出来る場所を確保しておきましょう。拭き掃除をする雑巾などは、個人持ちにして常に個人で管理し、清潔が保たれることが大切です。(汚れている清掃道具で清掃しても綺麗にはなりません)

4)汚れている場所の把握

【概要】
工場内で汚れる場所が必ずあります。そして、その場所は作業者がよく知っています。そんな場所を下記の内容で明確にし、効果的に清掃を行うようにします。
【確認要件】

1)風量が強い場所はありませんか?

風量の強い場所は、ゴミの通過量も多くゴミが溜まりやすいうえに、拡散が懸念されます。
 ・エアーシャワーの吹き出し口
 ・空調の吹き出し口
 ・扇風機
 ・エアーブロー
 ・冷却ファン など
気流を確認するには


早い気流を改善するには

2)摩擦のある場所はありませんか?

摩擦のある場所は、摩擦粉塵が発生し拡散します。以下の箇所は風量の強さに注意しましょう。
 ・チェーン
 ・モーター
 ・摺動部
 ・基板収納カセット など
大事なワークをゴミの付着から
保護するには

3)ゾーニングの境はありませんか?

ゾーニングの境ではクリーンレベルに合わせて、作業着・靴の変更および台車の変更による荷物の載せ替え作業があるため、ゴミの発生が必ずあります。
そのため、ゾーニングの境の部分は清掃頻度を多くして、常にゴミの堆積を防止する必要があります。
 ・マット
 ・更衣室
 ・エアーシャワー
 ・下駄箱

4)清掃し難い場所はありませんか?

高所や狭いところなどを明確にして、専用の清掃道具を作成するなど工夫が必要です。日常清掃できない場合は、休日や長期休暇などの期間に清掃する必要があります。
《最後に》

清掃に関しては日頃苦労しておられると思います。時間がないから清掃を後回しにして生産を続けるという事例が数多くの工場で見られます。しかし、清掃は異物不良の最大の防御になります。
効果的に効率良く清掃する会社が異物不良を克服出来る。と考えて努力していただきたいです。
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